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三国伝SS

宵雲

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※擬人化です。郭嘉→劉備で劉備が曹操のもとに身を寄せていた頃。





「…で、それで僕が先生にとって一番の弟子ってわけさ。僕にとってこれくらいのことは当たり前なんだ。
大体、曹操様ももう少し僕の事を重用してもいいよね。劉備なんて、寝ているだけで曹操様がデレるなんてズルイよ。
龍帝の魂を受け継ぐって言っても正直、弱いじゃん。あ、弱いって頭のほうね。力はあるくせに無脳だから、突っ込むことしか出来ないバカっていうか……」

そんな郭嘉の話を聞きながら劉備はうとうととしていた。自分のことを悪く言われているのはなんとなく分かるのだが、反論するだけ無駄である。
郭嘉の口は劉備の二歩、三歩先まで読んで黙らしてしまう。

「ちょっと、劉備!何寝ているの?」
「郭嘉の声がいい声で眠くなるんだ」

もう限界だと劉備は机の上に突っ伏した。すぐに心地良さそうな寝息が聞こえてくる。
郭嘉は持っていた羽扇で劉備の顔をくすぐる。

「ふん、僕の話をちゃんと聞かなかったバツだよ」

群青色の髪を指で軽く払うと白い首筋に噛み付くように吸った。
ちゃんと跡が残ったのを確認すると郭嘉は満足そうに笑った。曹操が右腕にと言うくらいえらく気に入っている人間に跡を残したことが愉快らしい。
劉備は所謂田舎の泥臭い侠だけだと思っていたが、初めて顔合わせをした時に郭嘉は曹操とは違う胸の高鳴りを覚えた。
自分を理解して用いてくれるという悦びではない何か。
自分の主である曹操もそれを感じたのだろうか。心惹かれる何かが劉備にはある。
羽扇で郭嘉はヒラヒラと自分を扇いだ。伏龍という者が巷では有名だが、劉備は臥龍だろう。
雲がなければ龍は翔けられない。その龍が翔る前に首輪をつけてやろうかと郭嘉は思案する。
天にあるのが当然の太陽はともかく、人の身では空に上がった龍を捕らえることは出来ない。

「司馬懿先生に教えてもらおうかな、龍を捕らえる方法」

クスリと笑った郭嘉に先ほどまでの無邪気さはない。あの白い肌に自分を刻みたい。
先生と崇める司馬懿以外に心を動かされる自分に驚きつつ郭嘉は、群青色の髪を愛おしそうに見つめた。


End
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